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大学入試改革に伴う英語4技能の評価

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こんにちは、Moccoです。2020年からの大学入試変更に伴い、英語は、共通テストでも外部テストでもいいと理解していたのですが、共通テストで4技能の評価が出来るのか疑問に思ったので、調べて見ました。

2020年からの大学入試で英語はどうなるか?

英語は、2020年度から2023年度までは大学入試センターが作問し共通テストとして実施する試験と、民間の資格・検定試験の両方が用意され、各大学はいずれかまたは双方を利用できます。

1)大学入試センターが作問する英語の試験

現行の「筆記」は「筆記(リーディング)」に改められ試験時間 80分 100点(現在200点)、「リスニング」60分(うち解答時間30分) 100点(現在50点)となります。
筆記(リーディング)は、従来の発音・アクセントや語句整序問題は出題されず全て長文となり、設問も英語記述となります。
そして、マーク式では設問毎に回答が一つという型式から試行調査で難易度をあげるため
ア) 当てはまる選択肢を全て選択
イ) 解なしの選択肢を回答させる問題
のように難易度を上げる型式の問題も出題されます。
また、リスニングでは、読み上げが1回の問題と2回の問題が混在するパターンになるのではと思われ、読み上げ回数は出題意図によって調整されるのではないかと思われます。例えば、実際の会話を想定したものは1回しか読み上げられないということになるのではと思います。

2)大学入試センターが認定した資格・検定試験

資格・検定試験を共通テストで利用する受験生は、事前に大学入試センターからあらかじめ個人ごとに発行されるIDを申込書に記載して高校3年生以降の4月~12月の間に2回まで受験し、その受験した資格・検定試験の結果が大学に提供されます。成績結果は、試験実施主体から大学入試センターへと成績が送付され、さらに大学入試センターから大学へと提供される仕組みです。
大学入試センターから複数の資格・検定試験が認定されていますが、これらはCEFR(Common European Framework of Reference for Languages)に準拠しており、試験結果は、スコアに応じてA1・A2・B1・B2・C1・C2と6つの共通参照レベルが示されます。新入試では、受けた資格・検定試験のスコアとCEFRの6段階のレベルが、大学入試センターから各大学へ提供されることになります。提供される成績は、各試験のスコアとCEFR(セファール)の段階別表示が基本となります。
※ CEFR:ヨーロッパなどで、外国語の能力レベルを示す方法として広く使われています。

 

共通テスト、資格・検定試験の受験はどうなるのか?

「大学入学共通テスト」「認定資格・検定試験」についてはだいたい分かったのですが、実際の受験については、各大学の独自の判断で「大学入学共通テスト」「認定資格・検定試験」のどちらか、両方を選択可能、若しくは、大学独自試験で入試を行う場合が出てきます。まだ、どうするか決定している大学が少なく、大勢は不明ですが、現在も資格・検定試験を入試テストとして利用する大学がどんどん増えつつありますので、かなりの大学が資格・検定試験を利用するのではと思います。
ただし、海外の資格・検定試験(ケンブリッジ英語検定、TOEFL、IELTSなど)の受験料は2万円以上と高額なので、英検、GTECが利用されるのが多くなるのではと思います。

皆さんも具体的な志望校があるのであれば、既に資格・検定試験を課している大学もありますので大学のHPで現状を調べてみましょう。
最後まで読んで頂き有り難うございました。また、新しい情報があればアップさせていただきます。