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プログラミング教育推進月間が決まった

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こんにちは、Moccoです。2020年からの小学校でのプログラミング導入についてあまり情報がなくどうなっているのかな心配していましたが、「プログラミング教育推進月間」を2019年9月に設定するというニュースが流れました。具体的な内容は次のようになっています。

文科省からの各都道府県教育委員会への連絡

文部科学省と総務省、経済産業省は、2020年度からの小学校におけるプログラミング教育の実施に向けた機運醸成を目指し、2019年9月を「未来の学び プログラミング教育推進月間」と設定することを発表した。
この「未来の学び プログラミング教育推進月間」に向け、現在公開している実践事例等に加え、企業と連携した取り組みが実施される。具体的には、「プログラミングが社会でどう活用されているか」に焦点を当てた、総合的な学習の時間における指導案の配信を行うとともに、当該指導案で活用できる会社訪問等によるスペシャル授業の実施や、企業が作成するプログラミング教育に関する動画の配信が行われる。なお、本取り組みにはグーグルやLINEなどの17社・団体が協力する。
また、上記発表に合わせて、文部科学省は各都道府県教育委員会等へ次のように連絡を行なっています。
  1. 2019年9月を「未来の学び プログラミング教育推進月間」(略称:みらプロ)とし、関係する取組を実施すること。
  2. 本月間を一つの契機として、小学校におけるプログラミング教育の授業や研修等に取り組み、来年4月からの実施に向けて準備をすること。
  3. 小学校におけるプログラミング教育の実施に当たっては、学校のICT環境の整備を引き続き実施すること。

 プログラミング教育推進月間は何をするのかな?

企業との連携で、プログラミングの体験を含む総合的な教育プログラムの提供、企業が取り組んでいる現場を見学する企業訪問、講師の派遣、また、教材の提供などもしてくれるようです。子供たちにとってはなかなか楽しい取り組みではないかと思います。まだ導入準備が進んでいないので、教育関係者への啓蒙・研修という意味合いもあるようですね。

まとめ

小学校でのプログラミング学習については、新指導要領に、
  1. 児童がコンピュータで文字を入力するなどの学習の基盤として必要となる情報手段の基本的な操作を習得するための学習活動
  2. 児童がプログラミングを体験しながら、コンピュータに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力を身に付けるための学習活動
と定められているので、文科省の言うように「プログラミング教育を行うためにはICT機器の導入が必要」ということになります。
また、今回の推進月間では、文科省が積極的に最先端の技術に触れるプログラムを支援しており、教育委員会や学校へ文科省が考えている学習活動を具体的に示すとともに、設備の設置の必要性を啓蒙しようとしています。( 最終的には市町村の予算の枠取りの問題がありますので、どうなるかはまだわかりません。)
しかしながら、新しく科目を設けてプログラムのコードを書けるようにするのが目的ではなく、タイピングなどコンピュータの基本的な活用スキルを身につけること、そして、コンピュータを動かすための考え方(=論理的思考力)を身につけることです。
残すところ1年を切りましたので、子供たちがどのようにプログラム学習を受けるのかを具体的に示して欲しいと思います。